2021年の年末のお話です。
普段なかなか会えない友人宅に、出窓用サイズの木製ラックを納品に行きました。
出窓に置いて、子株を育てるのにちょうど良いサイズ感です。
天板と床部分は桜の木にしました。触る部分にちょっといい材料使ってみると気分もいいです(笑)
いい感じに納まりましたね🎵
アガベのひーちゃんにお家ができました。
これでひとまず安心です。
レールを埋め込んで、配線ルートにフタをして~と色々と細々した作業があります。
普段は超大雑把な性格ですが、こーゆう事する時はA型の血が騒ぎますね(笑)
納品から数ヶ月経って、今回のラックのオーナー、ひーちゃんが大切にしているBBの写真をいただきました。
おぉっ!めっちゃ良くなってるやん❗
完全に調子上げてきましたね~🔥🔥
さらに数ヶ月後、植え替えしてもらった写真も。
深鉢になって一気に雰囲気よくなりましたね!
相変わらず調子も良さそう。
こうして、植物が調子良くなってきたよ!って見せてもらって、自分が作ったモノの意味を再確認します。
植物の鑑賞価値を上げる→よく見るようになる→小さな変化に気が付く→マメにお世話するようになる→植物が調子よくなる→育成が楽しくなる!と、いいループができあがります。
その流れに少しでも早く乗ってもらう為の育成ラックなんです。
そして流れに乗ってしまえば、普段の生活がもう立派なBotanical lifeになっているはず。
ラックができる前に徒長の旅にでた双子のブラザー。
まだまだこれからだよね、絶対カッコよくなる。
人間だってグレても大体まともになるんだから(笑)
肝心なのは人間がどうしてあげるかですよね。
見捨てないで根気よく付き合っていけば、やる気を出してくれる日がくるはず。
今ちょっとギクッとした方、見捨てないでくれた周りの人達に感謝しましょう(笑)
他の子達も良くなってる。
毎日のルーティンに、自分で静かに続けられる事が加わるって凄く良いと思います。
情報が溢れてる時代に、ちゃんと目の前にある実物と向き合って、調子が良い時も悪い時も味わってくのって、めちゃめちゃアナログなリアルな体験。
ワンクリックで得られる知識の1000倍為になると思う。
なんでも検索すれば触りの知識は得られるけど、実際やんなきゃ分からない事のほうが多いのは何やっても一緒。
思い通りにならない時に、どう向き合って、どう乗り越えるのかが、その人の人間力を作ると思います。
喋ってくれない植物とのやりとりの中で、生きてくのに大事な事を教わってるのは人間のほうかも知れませんね。
自分の作っているラックは決して安くありません。
だからこそ見栄えだけでなく、育てる側の使いやすさ、考えた工夫をすぐ実行に移せるような育成ラックを、これからも作っていきたい。
ひーちゃんありがとう。また遊ぼうね👍️